リボ払いの怖い仕組み!元クレカ審査担当の私が絶対使わない理由

クレジットカードのリボ払い。よく聞くけどどんな仕組み?
ポイントがたまるって聞くけどそれってお得なの?
リボ払いの疑問にクレジット会社に勤めていた経験からご紹介します!
- そもそもクレジットカードのリボ払いって何?
- リボ払いのメリットとデメリットとは?
- リボ払いでポイント還元などのキャンペーンはお得?
- リボには危険がいっぱい!?安易に手を出すと抜け出せないリスクも知っておこう!
- まとめ
そもそもクレジットカードのリボ払いって何?
リボ払いとは

リボ払いとは簡単に説明すると買い物金額や買い物件数に関わらず自分で決めた一定の金額を毎月支払っていくことです。
通常であれば、50,000円の買い物をすると翌月の約定日には50,000円が引落とされますよね。
リボ払いの場合は例えば設定額を10,000円にした場合、50,000円の買い物をしても翌月の約定日に支払う金額は10,000円です。
その翌月も、翌々月も10,000円ずつ返済していくことになります。
リボ払いにかかる金利
リボ払いを選択した場合、元金と別に利息がかかります。
この利息はカード会社にもよりますがほとんどのところが15%〜18%くらいの設定となっており、これはほぼ法律で決められている利息の上限に限りなく近くなっています。
毎月定額しか払っていないと気付きにくいですが実は法律上の上限金利くらいの高額の利息を支払うことになるのです。
リボ払いのメリットとデメリットとは?
リボ払いのメリット
リボ払いのメリットはやはり毎月の支払が一定になるので金銭的な負担が少なくすむところです。
毎月決まった金額が引落とされるので管理も簡単です。支払額は自分のライフスタイルに合わせて設定できるので余裕をもった返済ができる点もメリットです。
リボ払いのデメリット
リボ払いのデメリットは、月々の負担が少ないためついつい後先考えずに使いすぎてしまうことです。
気が付いたら限度額いっぱいまで使ってしまっているなんてことも。
利息がかさんでなかなか完済までいかずに長期間返済し続けることになってしまうリスクもあります。
リボ払いでポイント還元などのキャンペーンはお得?

リボ払いにするとお得なキャンペーンは本当にお得?
カード会社はリボ払いをするとポイントが5倍になるなどのキャンペーンをよくしていますがそれってお得なんでしょうか?
そんなキャンペーンをするってことは当たり前ですがリボ払いを利用してくれればしてくれるほどカード会社が儲かるってことですよね。(笑)
その通りで実際はリボ払いにかかる金利が高いのでカード会社は大々的にキャンペーンをしてもそれでも儲かっているのです。
おいしい話にはウラがある!ポイント目当てで損をすることも
ついつい利用したくなるようなおいしいキャンペーンがたくさんありますよね。
例えば自動リボで10,000円分のポイントプレゼント!など…高額なポイントにつられてしまいそうになりますが、実際にはもらったポイントよりも支払う利息の方が高いケースの方が多いのでよく考えてから利用しましょう。
リボには危険がいっぱい!?安易に手を出すと抜け出せないリスクも知っておこう!
月々返済していても実は元本がほとんど減っていないこともある
リボ払いで毎月返済していると自分の中では「しっかり返済している気」になりがちです。
でも実際はほとんど利息のみの返済しかできておらず、何年経っても元本がほとんど減っていないケースがあるのです。
リボ払いの利息の計算方法は「利用残高×手数料率÷365日×30日」となります。

例えば30万円を金利18%で借りているとすると、30万円×18%÷365×30日=4,438円の利息が毎月かかることになります。
支払額を10,000円で設定していた場合、10,000円のうちの4,438円が利息ということになるので、支払っている金額の約半分が利息ということになり、結果的に元本は少しずつしか減らない感覚になってしまうのです。
リボ払いで支払困難に陥るリスクがある
限度額の範囲内であればどれだけ使っても月々の支払が一定のため、利用残高を把握しにくくなってしまいます。
気が付けば限度額いっぱいまで使ってしまっていて予想外の借金を背負って支払困難に陥るケースがあります。
上記で説明したとおり、返しても返しても元本が減らなくて結果的に債務整理するはめになることも…
債務整理をするとクレヒス(※)がブラックになり今後の人生を大きく左右することになることも心に留めておきましょう。
※クレジットヒストリーの略。今までのクレジット利用履歴のこと。
比べてみよう!リボ払いの返済シミュレーション
実際に一括払いで購入した場合とリボ払いで購入した場合の比較してみます。
30万円の商品を1回払いで購入した場合と、リボ払いで金利18%、月々1万円の返済とした場合どうなるか計算してみました。
リボ払いの場合、完済までに41回支払が必要となり、トータルの支払金額が401,523 円となります。
つまり、30万円の買い物をしたのに金利だけで10万円以上支払うことになるのです!どうですか?もったいないですよね…?
まとめ
ちょっとビビらせてしまったかもしれませんが、リボ払いは月々の負担が少なく利用しやすい反面、いつのまにか債務が膨れ上がって支払困難に陥るケースがあることも覚えておきましょう。
元クレジット会社の私が言うのもなんですが、利息も高いので個人的にはあまりオススメはできません…
